5月24日〜6月6日までに福岡で公開される作品から、福岡映画部がオススメする注目作品10本を一挙ご紹介!
5/24〜 ベン・イズ・バック
漂う良作匂。いい感じに熟してらっしゃるジュリア・ロバーツの魅力もさることながら、息子役演じるルーカス・ヘッジズの魅力も止まるところ知らず。軒並み良作揃いなここ最近の彼のフィルモグラフィは、全作全力でオススメ。さらに、監督は『ギルバート・グレイプ』『アバウト・ア・ボーイ』で知られるルーカスのパパ(!)、ピーター・ヘッジズ。そうです。観らないかんやつ、です。
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5/24〜 パリ、嘘つきな恋
ここ最近公開される映画の中でも、初デートで間違えなさそうランキング1位( 福岡映画部調べ )。フランスラブコメディ特有のウィットに富んだ絶妙な軽口とテンポは観る者のコンディションを選ばず。「 最強のふたり 」のゴーモン制作ですから、安心感もお墨付き。帰りにはパスタとワインで語らえば、もしかすると、もしかするかも……しれません。
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5/25〜 僕たちは希望という名の列車に乗った
「 アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男 」のラース・クラウメ監督作。前作から引き続き、冷戦下ドイツの実話モノとなる本作。良心とは、正しさとは、優れた社会形態とは。世界情勢が目まぐるしく変わり、それぞれに決断が求められる今。難しく思えるアレコレを毎日考えることはできないけれど。それでもやっぱり、「 自分だったら 」を考える訓練、必要かもしれません。
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5/25〜 パパは奮闘中!
家事とか育児における夫婦間のトラブルって、相手への想像力不足が原因となること、多くないですか?「 相手は何がそんなに不満なのか分からない ⇆ どうして分からないのかが分からない = 怒! 」みたいな。大体、どっちもどっちだったりする事が多いこの問題。本作では半強制的に相手の立場へ立たされるわけですが……。
妻への・子供たちへの、そして夫への想像力も働かせながら。向き合ってみたい一作です。
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5/31〜 長いお別れ
「 湯を沸かすほど熱い愛 」で涙腺決壊した皆さん、用意はいいですか。
デビュー作「 チチを撮りに 」から一貫して ” 家族 ” を描き続ける中野量太監督。いわゆる感動モノってこちらを見透かされてるような気がして、なんだか癪なあまのじゃく。なんですが、蓋を開けば結局毎度爆涙させられてるんですよね。今回は素直に大きめのハンカチタオル手に、劇場へ向かおうと思います。
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T・ジョイ博多
ユナイテッド・シネマ福岡ももち
中洲大洋
シネプレックス小倉
T・ジョイ久留米
ユナイテッド・シネマなかま16
イオンシネマ大野城
TOHOシネマズ直方
イオンシネマ福岡
ユナイテッド・シネマ トリアス久山
TOHOシネマズ福津
5/31〜 GODZILLAキングオブモンスターズ
ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラ、カイル・チャンドラー、サリー・ホーキンス、渡辺謙、チャン・ツィイー。モンスター陣も俳優陣も豪華に勢揃い。「 ゲーム・オブ・スローンズ 」でラニスター家の父・タイウィンを演じたチャールズ・ダンスも出演しています。「 キングコング:髑髏島の巨神 」とのクロスオーバー作品ですが、本作単独で観ても問題なくついていけるのでは。ゴジラですから、でっかいスクリーンでド派手にどうぞ。
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イオンシネマ筑紫野TOHOシネマズ天神・ソラリア館
ユナイテッド・シネマキャナルシティ13
T・ジョイ博多
ユナイテッド・シネマ福岡ももち
シネプレックス小倉
T・ジョイリバーウォーク北九州
小倉コロナワールド
イオンシネマ戸畑
T・ジョイ久留米
イオンシネマ大野城
ユナイテッド・シネマなかま16
TOHOシネマズ福津
TOHOシネマズ直方
ユナイテッド・シネマ トリアス久山
イオンシネマ福岡
セントラルシネマ大牟田
イオンシネマ筑紫野
6/1〜 誰もがそれを知っている
「 別離 」「 セールスマン 」のアスガー・ファルハディ監督最新作。同監督作の中でも、今回はとても観やすそうな香り。「 それでも恋するバルセロナ 」のペネロペ・クルス&「 ノーカントリー 」のハビエル・バルデムによる華麗なる夫婦共演と、ファルハディ監督得意の脚本・演出の妙で、何かまた未知の感情と出会えるような気が。要チェックな一本です。
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6/3と6/6のみ ナディアの誓い
福岡の映画配給会社ユナイテッドピープルさんの作品。映画を通して世界の様々な問題へ目を向ける。イラク北部でISISによる虐殺と性奴隷から逃れ、人々の希望となった23歳のナディア。提起される問題と向き合うことはもちろん、担い続ける彼女の心は何を感じているのか。一人の女性として、向き合ってみたいと思います。
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番外編
午前十時の映画祭10
「 一度、スクリーンで見たかった。もう一度、スクリーンで見たかった。」をコンセプトに2009年に全国の映画館で始まった「 午前十時の映画祭 」。今年で第10回目となる本映画祭ですが、なんと今年がファイナル。名だたる名画をスクリーンに呼びもどし、コピー通りあらゆる世代に劇場での名画体験を届けてきました。( しかもたったの1,100円!学生はなんと500円!!! )語りだせばキリがないその魅力はいつかどこかでお伝えさせていただくとして。福岡では、中洲大洋映画劇場とユナイテッド・シネマなかま16で絶賛上映中の2作品をご紹介!
ゴッドファーザー
チャリラリラリラリラリラリ〜。と、脳内BGMが再生される方も非常に多いのではないでしょうか。イタリア系マフィアのボス、ドン・コルレオーネとそのファミリーの愛憎を描くアメリカの一大叙事詩。監督もキャストも映像も音楽も、その全てが重厚感の塊のような本作。劇場の音響で味わうニーノ・ロータの「 愛のテーマ 」は贅沢以外の何者でもありません。175分長い〜!なんて言わずに是非劇場で。
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ユナイテッド・シネマなかま16( 5/17~5/30 )
福岡中洲大洋( 5/31~6/13)
風と共に去りぬ
「風と共に去りぬ」上映作品詳細 – 午前十時の映画祭10 デジタルで甦る永遠の名作
南北戦争時代、地主の娘スカーレット・オハラの波乱万丈な人生を描いたスペクタクル・ロマン。とにかく、この主人公の気が強くて強くて。「 スカーレット・オハラみたいな女性苦手 」って声、結構聞きます。(笑)実は福岡映画部内でも意見は真っ二つ。( ちなみに本コラムは好き派の私が書いております。 )観た方にご意見伺ってみたい一作です。「 ゴッドファーザー 」が気楽に思える238分。もちろんインターミッション( 休憩 )あると思います。
そして、もう一つ。南北戦争時代ですから、人種差別問題については絶対無視できないポイントです。が、本作では南部の地主の娘、つまり黒人奴隷を使っている側が主人公なわけです。その描かれ方を含め、本作「 風と共に去りぬ 」、そして、別作品になりますが、D・W・グリフィスによる「 國民の創生 」は、人種差別について色々と問題の多い2作として知られています。最近では、そんな2作への批判的スタンスを持ちながら、しっかりとストーリーの面白さを見せたスパイク・リー監督の映画「 ブラック・クランズマン 」がアカデミー脚色賞を受賞したことでも話題になりました。「 風と共に去りぬ 」「 國民の創生 」「 ブラック・クランズマン 」。この辺りは、是非セットでご覧になることをおすすめします。
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福岡中洲大洋( 5/17~5/30 )
ユナイテッド・シネマなかま16( 5/31~6/13)
以上、5月24日 〜 6月6日までに福岡で公開される作品から、福岡映画部がオススメする10本をご紹介しました。次の注目作品は、6月6日ごろ更新を予定していますので、どうぞお楽しみに!