「 キャスパー 」のセレクトに込めた想い

前ページでは今回作品セレクトを担当させていただいたイベント、UDCICさまの「 アイランドシティおそとシネマ 」のご案内と、映画「 キャスパー 」の作品についてご紹介してきました。こちらの記事では、「 キャスパーのセレクトに込めた想い 」の部分をご紹介していきます。


キャスパー© 1995 Universal Studios & Amblin Entertainment, Inc. All Rights Reserved

最新の映画製作技術はもちろん、Dolby CinemaTM(ドルビーシネマ)やIMAXなど上映環境もメキメキと進化を遂げていく中で、今だからこそ観て欲しい懐かしの映画として本作を選びました。画面のザラつき、靄(もや)がかかったようなCG映像、ちょっぴり大げさなコメディ演出に、感情揺さぶる映画音楽、嬉しいカメオ出演に、王道の感動ストーリー。

オススメしたいポイントは山ほどありますし、大人もしっかり楽しめる作品であることは十二分に感じていただけたかと思います。が、この作品を選んだ一番の理由を正直にお伝えすると、「 白いシーツをかぶったちびっこが『 ぼく、わたし、キャスパー! 』とはしゃぎながらスクリーンに観入ってくれたら本当に素敵だなあ… 」と、そんな景色の妄想が膨らんだことです。

映画体験について

そもそも、映画館ではない環境で映画を観ることや、一つの映画をたくさんの人と一緒に観ることの楽しさってなんでしょうか?

一つは「 非日常の映画体験を得られること 」、そしてもう一つは「 自分ひとりだけの体験だったものが、そこにいる多くの他者との体験として広がることで、それぞれにとっての体験やそこから生まれる言葉や思考が変わっていくこと 」ではないでしょうか。

映画の「 力 」をかりて

福岡映画部 on Twitter

隣の人に話しかけたくなるランキング1位の交差点。 #kbcシネマの帰り道

ひとりで映画を観にいくとこんな欲求不満が発生します。

私たちは、映画がもつたくさんの「 力 」の中に、映画が与えてくれる「 想像力 」があると考えています。映画を観ることは他者の人生を疑似体験させてもらうようなもの。その映画を観る前と観た後では、少しだけ目に映る景色が変わって見えるかもしれません。少しだけ他人( ひと )に優しくできるかもしれません。

そんな時間を” ご近所さん “と共に過ごしていただきたい。そしてその場所は、これからのまちの未来を担うこどもたちにとって、楽しく優しい場所であり、豊かな映画体験を得られる機会になるといい。何より、そこに流れる空気が温かいものであると良い。そうしてゆるやかにつながった人々が作るまちは、なんだかとても素敵なまちになるような気がしています。


たくさんのキャスパーに会えますように

開催日は10月26日。同日アイランドシティではハロウィンの仮装イベントも開催される予定とのこと。キャスパーは白い布と青いマジックさえあれば、それっぽく楽しめますので、ぜひ仮装チャレンジも楽しんでいただけると嬉しく思います。( もちろん他のゴーストたちも大歓迎です )上映前には福岡映画部の石渡より作品を楽しむための解説も実施する予定です。

イベントに関する詳細情報は下のリンクよりUDCICさんのフェイスブックページをご確認ください。

UDCIC (アイランドシティ・アーバンデザインセンター)

UDCIC (アイランドシティ・アーバンデザインセンター), Fukuoka. 111 likes. 福岡の先進的モデル都市「アイランドシティ」の公・民・学連携によるまちづくりの最新情報をお伝えします。[イベント・まちづくり活動・実証実験・調査研究・各種プログラム]

まちに住む人にも、まちに遊びに来る人にも、ひとりでも多くの方に楽しんでいただけますように。10月26日はアイランドシティでお待ちしています。

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