10月26日に福岡市東区のアイランドシティでUDCICさまによるイベント「 おそとシネマ 」が開催されます。福岡映画部では、上映作品のセレクトを担当させていただきました。
いつもの公園が映画館に変わります。
まちびらきから14年が経ちアイランドシティでは、 住民の数が1万人を越えようとしています。 人口が急激に増えている今、同じ映画を観る体験を通じて、 島のたくさんの「 ご近所さんたち 」が、少しでも顔見知りになれますように。 親しい人もはじめましての人も一緒に、心地よい夜風を感じながら、 おそとで映画を観る夜を過ごしませんか。 ( チラシより抜粋 )
福岡市東区の博多湾に建設された人工島アイランドシティ。もう1万人も住んでいるんですね。新しいまちのイメージがありましたが、14年も経てば様々な暮らし方や人との関わりがあったんだろうな、と想像します。
テーマは「 つなぐ 」
今回のイベントでは「 つなぐ 」をテーマに、映画上映だけでなく、イベント当日はキッチンカーの出店や地域住民の方々によるマルシェも開催され、多くの家族連れの参加が見込まれるとのこと。
そこで、上映作品のセレクトにあたっては、「 つなぐ 」をテーマに老若男女誰もが楽しめるハートフルな作品を考えました。ファミリー向けに子供が楽しめることを大前提としながらも、映画に興味のある大人も楽しめるような。そんな、映画としての強度ある作品選びにこだわりました。
作品選びについて
ところで、ちょっぴり話は逸れてしまいますが映画作品をセレクトするとき、だいたい何本くらいの映画の中から作品を選んでいると思いますか?
チクタクチクタク…。
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なんとその数、約6000作品。
とんでもない数ですよね!笑
これでもごく一部ですから、映画の幅広さをひしひしと感じます。
そんな豊富な作品リストの中から、様々な条件・テーマ・こだわりをぎゅぎゅっと凝縮して、時には苦渋の決断でリストを絞り込んだりしながら…6000本→200本→50本→10本…そして、1本を選んでいくのです。
素敵な映画を上映したい、という想いを持って任せていただいた作品セレクトを、心底映画が大好きな仲間とやるわけですから、それはもう楽しくて仕方ありません。
そうして今回選ばせていただいた作品がこちら!
キャスパー© 1995 Universal Studios & Amblin Entertainment, Inc. All Rights Reserved
懐かしいですね〜!キャスパー。懐かしくて仕方ありません…!
クリスティーナ・リッチですよ皆さん!「 アダムス・ファミリー 」の!
” チャラランッ、チャッチャッ♪ ” ですよ!!
すみません、取り乱しました。
まずは、あらすじをご紹介。
「 キャスパー 」 ( 1995年製作/110分/G/アメリカ ) 妻を亡くし、その魂との再会するため研究を続ける 心霊精神医ジェームズ・ハーヴェイ博士は、 性悪女キャリガンから相続した屋敷の幽霊退治を依頼され、 娘のキャットとともにその屋敷に住み込む。 彼らの前に現われたのは無邪気な少年ゴースト、キャスパー。 人間たちにいたずらをしかけては驚かす三人の不良叔父さんたちと共に、 その屋敷に暮らしていたのだった。 友達の欲しかったキャスパーはキャットと仲良しになり、 次第に現世への思い残しや忘れていた過去の秘密を思い出してゆく。 しかし、そこへ屋敷に隠された秘宝を狙うキャリガンと その弁護士ディブスが現われ、奇想天外な大騒動が巻き起こる。
何年かに一度、人々を驚かす映画がやって来る。
( 予告には字幕版しかないのが残念ですが、当日は吹き替え版の上映を予定しています )
1940~50年代にかけてアメリカのコミックスとテレビアニメ・シリーズで人気を博した白いオバケのキャスパーを、スティーブン・スピルバーグが率いるアンブリン・エンターテインメントがCGを駆使して実写映画化した本作。今となっては当たり前のCG技術ですが、当時これだけ全編に渡って登場する作品は異例だったそうです。データ量「 フロッピーディスク1900万枚分 」という本作。どのくらい凄いことだったのか、「 何年かに一度、人々を驚かす映画がやって来る。 」というコメントと共に、こちらで詳しく解説されています。
愛のある解説が楽しい金曜ロードショーの旧ホームページもおすすめしながら、次ページ「 キャスパー 」のセレクトに込めた想いに続きます。